学生時代、よく絡まれたりしたものです。
その中でも悪質な部類のカツアゲをされた経験が何度かあります。
女性だとあまりないかもしれませんが、男だと案外よくあったりするようです。
そんなわけで、今回はふと思い出したカツアゲの思い出を語ろうと思います。
ちなみにアマゾンさんで「カツアゲ」を検索したら
「昭和 パン粉づけが楽になるカツ揚げ粉」
がヒットしました。
バイト帰りの夕暮れ時
あの日は高校が夏休みで、夏休み中にやっていたファミレスのバイトが終わったところでした。
特にやることもなかったのですが、一刻も早く家に帰ろうと自転車をこいでいた時です。
後ろの方からプーーンという軽いモーターの音が近づいて来ているのに気が付きました。
これはおそらく原付バイクの音でしょう。
???「おい、止まれ止まれ!」
ワイ「???」
やはり原付きバイクが近づいて来ていました。
原付バイクには、ノーヘルで2ケツといういかにもなヤンキー二人組が乗っていました。
ヤンキーA「おい、財布出せ!」
ワイ「・・・え・・・ないです・・・」
後ろに乗っていた方のヤンキーがどすの利いた声で脅してきました。
どちらかと言えばこちらが見た目も行動も恐いタイプでした。
ヤンキーA「そんなわけないだろ! カバンよこせ!」
ワイ「ああっ・・・」
自転車の前カゴに入れてあったカバンを奪われました。
逃げようにも、こちらは自転車、あちらは原付き、こちらは一人、あちらは二人です。
スタートダッシュして逃げても10中89捕まるでしょう。
ヤンキーA「あるじゃねぇかよ! コラ! 嘘ついてんじゃねぇ!」
ワイ「あ・・・あれ・・・?」
ジャラっ・・・
ヤンキーが取り出した財布から出て来たお金は小銭が数枚。
金額にして5百円もなかったでしょう。。。
ヤンキーB「ホントにないんだねw」
ワイ「ははは・・・」
それでもヤンキーAが小銭だけを奪ってカバンと財布を自転車の前カゴに放り投げます。
ヤンキーA「いいか、黙っとけよ!」
ヤンキーB「じゃあね」
プーーーーン
金銭強奪犯は数百円を奪って去っていきました。
警察に行くという選択肢もありましたが、バイト終わりでクタクタだったのと、小銭以外取られなかったことからそのまま家に帰ることにしました。
殴られたりカバンごと奪われたりしなかったのが幸いでした。
警察でよくある恐い刑事と優しい刑事みたいなもんなのかな・・・とか思ったのを覚えています。
ちなみに
ちなみにですが、その時にはある不幸中の幸いが起きていたのです。
なんと、自分でも覚えてなかったのですが、そのカバンには2つの財布が入っていたのです。
1つは小銭だけを入れてあった小銭用財布。
もう一つは数千円入ったお札用財布。
そして、カツアゲ犯がカバンを開けて最初に目にしたのが・・・小銭用財布だったのです!
鞄の中をさらに漁ればもっとあったのに、小銭を見つけてしまったためにそこで捜索を終わらせていたのです。
なんだか面白くなってしまって恐い時間から面白い時間にと記憶になってしまいました。