ワイは俗にいう『冬季うつ』の傾向が強いです。
冷え性だったり血圧が若干低かったりと、寒さに弱いのは前からだったのですが、
弱い所をブーストして攻めてくるのがうつの悪いところなので、
冬は本当に冬ごもり、冬眠をしたくなります。
歯車が変わると動かなくなる?
ワイが新卒で入った会社の飲み会での一コマです。
その頃、ワイの部署は3人だけの小さな世帯でしたが、ワイ以外の2人、
つまり部長と先輩が続けて退職していってしまっていました。
先輩はその会社でトップクラスの技術力を誇る人で、
上司も高い技術力もさることながら、人柄と社外の人脈を持つ人でした。
それ以外もお世話になった先輩達や同僚、後輩が辞めていってしまうのを悲しく思っていました。
そんな時、仲の良い社員や新人社員、協力会社の人との1泊するキャンプ旅行がありました。
これは毎年のようにやっている行事で、親睦も兼ねた楽しいものでした。
お酒も入り、美味しいものも食べ、薪が燃えるのを見ながらしんみりと深い話をしていた時のことでした。
ワイ「なんとかしないとみんな辞めていっちゃいますよ!」
上司B「まあそういう業界だから人が入れ替わっていくのはしかたないことだな」
上司B「お前の上司や先輩は代わりがいないぐらい重要な人材だったかもしれないよな?」
ワイ「はい」
上司B「それでもいなくなったらいなくなったで、それに合わせて今いる人達で会社も仕事も回っていくんだよ」
ワイ「それってなんだか悲しいですね・・・」
歯車が抜けた後は混乱が生じるのはどうしよもなく起きます。
これは歯車が大きければ大きいほどの影響が発生します。
それでも、新しい歯車になった人は個人差はあれその歯車の形になっていくのです。
もしその歯車になれるような人材がいなければ外から入れればよいのです。
そう、それだけのことなのです。
でも当時のワイはまだ若かったのか純粋だったのか経験値が低かったのか、
それを納得できなかったのです。
自分にしか出来ないこと
仕事をしていた時、「属人化すればスピードと正確さは高くなるが、その人が辞めたり休んだりしたら回らなくなる」という話がありました。
たしかにその通りで、属人化が悪いことではないのですが、利点も大きければ欠点も大きいのです。
会社というのは誰かが抜けただけで回らなくなるようなら、いずれ必ず潰れます。
※と、何かの経営系の本で読みました。
極論、社長がいなくても仕事がまわるぐらいでなくてはいけないそうです。
そんな企業の中で、自分しか出来ない(やりがいを感じる)仕事を見つけるのって大変そうですね。
とっても小規模の企業であったり、職人業であればまた話は別なのかもしれませんが。
ワイは、きっとあのキャンプの夜に企業の中での自分の重さをなくしてしまったのではないか、振り返ってみるとそんな風に思えてきます。
しかばね一葉