メンタルで社会不適合者になりましたが、動物たちのお世話をしながら日々もがいて生きている様を投稿しています。

日常

あれは変質者だったのだろうか

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最近はちょっと道を訪ねたり、帰る方向が同じだったりしただけで『事案』として扱われてしまいます。

「自分の子供の頃にはそういうことはなかったかな?」と思い返してみると、小学校の頃に姉の学年の女の子達が『変質者』に遭遇するということがありました。

その『変質者』は古典的なタイプで、下校中の女子生徒の前に突然現れ、着ているロングコートの前をバッと広げると下には何も着ていない、というようなものでした。

当時は『いいなー、見てみたいなー』とヒーローモノの怪人に出会うような感覚でそんなイベントが発生しないかワクワクしたりしていました。

 

 

そして月日は流れ、中学生になったころのことでした。

 

 

 

 

 

 

出会い

中学1年生になって間もなく、絶賛成長期真っ盛りの頃です。

当時の自分は、かなり線が細く、色も白く、運動や筋トレをしても筋肉が付かないタイプでした。

かといって髪の毛サラサラのシュッとした爽やかな顔をしているイケメンというわけでなく、むしろ不細工に位置づけられる見た目でした。

 

 

中学校は自転車通学オッケーの学校で、ワイは毎日自転車で通学をしていました。

いつものように自宅へ向けて帰っている途中、信号待ちをしている時にその男は現れました。

男「学校って◯◯中学? 1年?」

ワイ「え? あ、はい」

その男は自分よりは年上であろうと思われる青年でした。

おそらく高校23年といったところでしょう。

怖い感じもせず、クラブ活動の先輩と話すような感じで、その時は他愛ない話をしたと思います。

当時のワイはどちらかといえば明るい少年で、人見知りはするもののそれなりに話せばそこそこ仲良くなったりするタイプでした。

そして話すこと数分くらいでしょうか、「じゃあそろそろ帰ります」という言葉とともにその男とは別れました。

その時のワイは「そういうこともあるんだなー」とか「年上の知り合いができたぞ」というようなどちらかといえば楽しい気分になっていました。

再会

中学生たるもの、学校がない日は遊びますし、学校が終わっても遊びます。

そんなわけで友達と公園で遊んでいると、自転車に乗った例の男が通り過ぎていきました。

お互いに存在に気がつき、その時は手をあげて挨拶を交わしました。

友達と遊んでいるところだったので、気を使ってくれたのかもしれません。

友達「だれ?」

ワイ「この前信号待ちしてたら話しかけられて知り合った人~」

友達「へぇ~」

当然ですが友達はその男について全く関心はありません。

ワイも特にこの話を広げる必要もないので、その日はそれだけで終わりました。

本性

そして忘れた頃に3度出会うことになりました。

その日は一人で自転車に乗ってぶらぶらしていたと思います。

大きめな公園の近くを通った時にその男と遭遇して話をし始めました。

そして何分か話をしている間に、何気ない話から思春期特有な性的な話に流れて行きました。

男「オ◯ニーってもうしたことある?」

ワイ「いや、まだないですね(苦笑い」

男「やり方は知ってんの?」

ワイ「友達とかとそういう話になってやりかたは一応知ってますね(苦笑い」

男「やってみなよ」

ワイ「ははっ、そうですね、今度風呂場ででもやってみます(苦笑い」

男「今度じゃなくて今やればいいじゃん、教えてやるよ」

ワイ「え!? いや、え!?」

男「付いてこいよ」

半ば強引に公園のトイレまで連れて行かれました。

その公園のトイレは小さめで、男性用小便器が2つ、大便器が1つあるトイレでした。

そして腕を掴まれて小便器の前まで連れて来られてしまいました。

男「ほら、やってみな」

ワイ「いや、ほんと家でやるんで(汗」

男「いいからやれよ」

男もここまでしてしまった手前もう引き下がれないのか、もう冷静さを失っているのか、ワイのズボンのジッパーを強引に下ろしてきました。

腕をつかむ力が強かったこともあってかなり恐かったのですが、もうここに来てこの男がまともじゃないということがハッキリわかり、『逃げないとまずい!』という脳からの警告で頭がいっぱいになりました。

ワイ「いいかげんにしてください!」

ドン!(突き飛ばす

男の身体を全力で押しのけ、ズボンのジャッパーを閉め、トイレの前に停めてあった自転車に急いで乗りました。

後ろを振り返りもせず、全力で逃げ帰りました。

家について後ろを振り返りましたが、男が追いかけてきている様子はありませんでした。

ようやく安心することができ、なにが起きたかを整理する時間が出来ました。

『その男は初めから何らかの目的があって自分に近づいて来たんではないか・・・』

『もしも、連れ込まれたのが小便器の前ではなく、個室の大便器のところだったら・・・』

それから数日間は外に出る度、その男がまた現れるんではないかとビクビクしていました。

しかし、そんな恐怖心とは裏腹にその男は現れませんでした。

相手もまだ青年というぐらいの年齢なので、拒否されたことで傷ついたのでしょうか。

どういった感情からあの行動に移ったのか、今でもわかりません。

それから何年かの間に、その男と思わしき人影を何度か見かけることがありました。

おそらく近所にすんでいたのでしょう。

幸い、この一件依頼この男が接触して来たことはありませんでしたし、ワイから接触することも当然ありませんでした。

 

その男が同性愛者だったのか、変質者だったのか、精神障害者・精神異常者だったのか、それはわかりませんが、当時の自分はかなり恐い思いをしたことは確かです。

電車などで痴漢に合う女性もこういった恐怖を感じているのでしょうかね。

 

 

 







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