夏ですね。
毎日暑いです。
でも梅雨が開けたおかげか、太陽が当たっていなくて風が吹き抜けているような状況だとけっこう涼しかったりしますね。
湿度のせいで体感温度が違うんでしょうね。
とはいえ、日中のエアコンが稼働していない部屋はとんでもなく暑いです。
ワイがいない平日の日中は当然エアコンを稼働させていません。
つまりインコのエナ様は灼熱の部屋で生活することになります。
弱でエアコンを稼働させて家を出る、というのも有りですがなるべくそれは避けようという方針です。
締め切った室内はおそらく35℃を軽く越えるので、防犯上問題ない範囲で窓は開けてあります。
また、簡易クーラーを作ってあるので、それを毎朝セットして家を出ています。
が!
家に帰った頃にはもう効果は完全にありません。
正直、一番暑いであろう15時ごろまで保っているかも疑問があります。
そこで新しく簡易クーラーを作ることにしました。
夏休みの工作の時期ですし。
簡易クーラーとは
そもそも簡易クーラーとはなんぞやって話ですが、読んで字のごとく、簡易的なクーラーです。
電力を使って部屋を涼しくするエアコンとは違い、発泡スチロールのボックスに保冷剤を入れて、ボックスに空けた穴から冷気を放出する、というものです。
当然、一長一短で良し悪しがあります。
簡易クーラーの特徴
簡易クーラーの特徴をいくつか紹介しておきますね。
電気代がかからない
通常のエアコンとの最大の違いはこれでしょう。
電気で動いているわけではないので、電気代がかかりません。
まあ残念ながら、保冷剤を冷やすための冷凍庫を稼働するための電気代はかかりますけどね。。。
また、電気を使わないので、家を空けている間の不慮の事故(漏電の火災とか)の心配もないです。
最近はブームも過ぎ去った感がありますが、エコですね。
設置がラク
エアコンを1から導入しようとするとすんごい高いですが、簡易クーラーならどんなにカスタマイズしてもいいとこ1台1000円くらいでしょう。
冷やしたい場所がごく狭い場合にはかなり有効に冷やすことが出来ると思います。
ボックスに空けた穴から冷気が出るので、冷やしたい場所に設置することで狙い撃ち出来ます。
ちなみに、この簡易クーラーを扇風機の前に置くと、エアコンレベルの涼しい風が生まれます。
そういう使い方も良いかと。
エネルギーが有限
厳密にはエアコンも有限のエネルギーなんですが、簡易クーラーは保冷剤の冷たさがエネルギー源です。
保冷剤の温度が部屋の温度と近くなれば当然もうエネルギー切れです。
保冷剤を交換しないかぎり冷気はでません。
なので、10時間近く家を空けるワイは10時間エネルギー源を充填させることができないことになります。
冷気の出力を調整できる
使える冷気のエネルギーは決まっていますが、それを全力で出し続けるか、制限して長い時間保持させるかはある程度調整することが出来ます。
なんかゲームとかマンガのMPみたいですね。
マックスで制限をかけた状態が『密封させた発泡スチロールボックスに入れた状態』で、マックスでエネルギーを放出した状態が『発泡スチロールボックスの上に無造作に置いた状態』という感じです。
周りの空気を冷やした分だけ保冷剤自身の温度は高くなる(エネルギーが減る)ということですね。
理科か科学あたりの話でしょうかね。
なので、空気の通る道『ボックスに空けた穴の大きさ』で調整が可能ということです。
現在の簡易クーラー
以上を踏まえて、現在我が家で稼働中の簡易クーラーをご覧ください。
これが冷気排出口です。
ここから冷たい風が出てきます。
こちらが排出する空気を取り入れる穴です。
発泡スチロールボックスの上部に空けてあります。
「上から冷気が出ないのか?」とか「穴でかすぎだろ!」とかまあ思うところがあるかもしれません。
前者については、温かい空気は上へ、冷たい空気は下へ、という自然界の原則があるので上からは冷気はほぼ出ません。
そして下からの冷気は結構出ます。
風を送り込めばその分出ます。
後者については、その通り!
デカすぎます!
出力が大きすぎて絶対長時間保ちません!
今は上の穴を少し塞いでなんとかだましだまし使ったりしてます。
そこで長時間耐えられる低出力タイプの簡易クーラーを作ろう、という考えに至ったわけです。
発泡スチロールボックスに穴をあけよう!
前置きがとんでもなく長くなりましたが、そんなわけで長時間持つように穴を小さくしたタイプの簡易クーラーを作りたいと思います。
発泡スチロールボックスはダイソーとか100均に売ってるもので問題ありません。
ダイソーでも300円しますけどね。
あとはホームセンターとか釣具屋さんにも売ってますね。
こんな感じのボックスですね。
そういえば、中に入れる保冷剤のサイズとボックスのサイズが合うかどうかだけは注意が必要かもしれませんね。
はい、これが上の蓋です。
ここにカッターナイフなどで空気穴をあけます。
ずごごごごご。
発泡スチロールは一気に切ろうとするとボロボロになっていくので、少しずつ切れ目を大きくしていく感じがいいかと思います。
自信がなければマッキーペンとかで切る位置に線を引いておくと良いですね。
切った跡を裏から見るとこんな感じです。
一刀目のところとかがボロっとなってますね。
ちなみにカッターを使う時は手を切らないように気をつけましょう。
心配なら軍手を着用しましょう。
あと新聞紙とか敷物をしておいたほうがいいですよ。
ボロボロと落ちた発泡スチロールを取るのは非常にめんどくさいので。
はい、もう一本切れ目を入れます。
そして切れ目と切れ目の間にも刃を入れます。
するとこんな感じでズルっとなります。
この部分を取り除きます。
こんな感じになりました。
あまり空気が入りすぎないようにしつつ、保冷剤の一部分だけにしか空気が当たらないようなことがないようにします。
次は本体の方に冷気が出る穴を作ります。
ボックスの真下に穴をあければ冷気の出もいいんでしょうが、保冷剤から結露が出るので真下に穴を作ってしまうと水がたれて来ます。
なので、水が貯まる部分も残して置いたほうがよいでしょう。
そういうわけで、側面に穴を空けていきます。
ザクッっと。
こんんな感じですね。
正直どのぐらいの穴が適正かわかりませんが、まあこのぐらいにしておきます。
いい感じかな、と思っていたらあることに気が付きました。
紐を切断してしまっていました。
この紐の有無は正直、好みと使い方次第だと思います。
ワイは持ち運びに便利なので残しておくつもりだったのですが、切ってしまいました・・・。
仕方ないのでこれは紐なしボックスにしましょう。
右側に穴を空けたので、同じような穴を左側にも空けます。
これで完成ですね。
新旧簡易クーラーを並べてみるとこんな感じです。
どう見ても穴の大きさが違うので、大出力タイプと低出力タイプという使い分けができそうですね。
ちなみにこの中間ぐらいのタイプも1台あって、今は2台体勢で稼働させています。
ここからさらに、保冷剤を乗せるトレイを設置したりすると空気の循環がよくなるので冷却効率が良くなります。
乗せるトレイも100均で手に入るので、興味のある方はいい感じのトレイを探してみると良いでしょう。
まな板とか食器を立てるやつか、小さいプラスチック製のザラ板みたいなのがいいかと思います。
あとは結局のところ、保冷剤の能力次第なところがあります。
保冷剤は100均でも売っていますが、正直安物はあまり保ちません。
逆に1000円ぐらいのやつは10時間以上余裕で保つものもあるようです。
やはりマネーパワーがものを言うのです。。。
ワイはインコ用(お猫がいた頃はお猫用も)に使っていますが、人間用にも十分使えますので興味があれば試してみてはどうでしょうか。
色々自己流のカスタマイズができますしね!
買物・・・しとく?